養育費の相場とは?
子どもがいる場合の離婚において、養育費の支払いは重要な問題です。
そこで今回は、養育費の相場について見ていきましょう。
▼養育費の相場
養育費の相場は、主に2つの条件で決まります。
▼養育費の趣旨
養育費とは、離婚によって婚姻関係を解消した場合に、子どもが成人するまでに必要な費用のことです。
離婚の原因を作った側が、親権を持つ側に支払います。
主な用途は、子どもの教育費や生活費です。
法律では支払い義務を定めてはいるものの、具体的な金額には言及していません。
そのため、支払い能力があれば、高額の養育費の請求も可能です。
逆に支払い能力がなければ、最低限の養育費さえ支払われないこともあります。
■養育費の相場を決める条件
養育費の相場は、子どもの年齢によって決まります。
以下が、年齢ごとの養育費の相場です。
・0歳から14歳の子ども…月に4万円から6万円
・15歳から19歳の子ども…月に6万円から8万円
例えば10歳の子どもと15歳の子どもがいる場合、最低で10万円、最高額は14万円です。
意外と少ないと感じる方も多いかもしれませんが、子どもの養育は夫婦のどちらにも責任があります。
したがって、子どもの養育にかかる費用の半分が目安です。
■経済状況の変化
子どもの養育費の相場は、経済状況によっても変化します。
最初に1カ月あたりの養育費を定めたものの、その後に年収が減少した場合は養育費も減らされるからです。
一方で収入が増えれば、養育費の増額を要求できます。
ただし、いずれも書面などで確たる取り決めを残しておかないといけません。
厚生労働省の調べによると、養育費を払わない人はおよそ6割近くにのぼり、取り決めをしていないケースがほとんどです。
養育費に関しては弁護士に相談し、確実に受け取れるようにしておくことが重要ですね。
▼まとめ
養育費の相場と、金額を左右する条件について見てきました。
そもそも養育費の支払いをしない人が半数以上にのぼることを考えると、弁護士に相談するのが安心です。
弊所は港区において、法律に関するさまざまなご相談を承っております。
離婚に関するお悩みは、豊富な経験を持つ弊所の弁護士にお任せください。
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